pkmn新作きましたね!
白黒2終わってない自分が言うのもなんですが楽しみです。マイナーチェンジはZですね、わかります。
アニメのNくんも楽しみだな~
あとg-チスの立ち絵がすごくかっこよくて好みだなんて口が裂けても言えません。
つづきで幼馴染+Nくん小ネタ。
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「Nくんアニメ出演決定おめでとー!」
ベルがそう言って拍手をすると、皆口々におめでとうと賛辞の言葉を述べ拍手をおくった。テーブルを囲む友人たちからの暖かい言葉にNは頬をあかく染めている。
「ありがとう、みんな。ぼくずっとアニメに出たかったんだ」
「うんうん」
「このまま出られないでシリーズ終わっちゃうかと思って心配だったから、決まって本当に嬉しいよ」
もう一度Nに拍手がおくられた。ベルは自分のことのように喜んでいるし、チェレンは眼鏡をはずしこぼれる涙をぬぐっている。彼もジムリーダーとしてアニメに出演することが決まっているのでNの気持ちがわかるのだろう。
「N」
隣に座っていたトウコが、机の下から綺麗にラッピングされた包みを取り出した。
「プレゼント……僕にくれるの?」
「うん、Nに似合うと思うんだ」
「あっ、俺も用意してたんだ!」
トウヤもトウコと同じ包みをカバンから出してNに差し出した。緑色の包みはNを意識したのだろう。わあ! と子供のように喜ぶNは開けてみなよとベルに勧められるまま、まずトウコにもらった包みを開けた。
「これは……」
「うん。これは鼻メガネ」
「かければいいの?」
「そうだよ」
Nは鼻メガネを装着した。もともとイケメンなNが、でかっ鼻に髭がついている黒ブチメガネをかけたギャップがかなり面白い。場がワッと沸いた。
「俺のも開けてみろよ!」
トウヤに言われ、Nはもうひとつの包みを開けてみた。中身はハゲヅラだった。
付けてみてッ! という声に応え、Nは素直にカツラをかぶってみせた。ハゲヅラに鼻メガネ。完璧である。
「どうかな?」
あられもないNの姿に一同は沸いた。会場であるトウコの部屋は一瞬にして爆笑の渦に包まれた。自分の姿を見ていないNは若干戸惑いながらも、みんなが笑っているということはいいことなのだろうと解釈し、ふふふと笑う。初めてできた人間の友達と、こうして楽しい時を過ごせることが単純に嬉しいのである。
もちろんこれは、ゲーム主人公であるにもかかわらずアニメに出演できないトウコとトウヤによる嫌がらせに他ならないのだが。
「わたしもテレビに出たーい!」
「俺も出たいぞー!」
ふたりの雄叫びが冬のカノコタウンにこだましている。
――完――
わたしもアニメでふたり見たい。