不純物

お久しぶりでございます。
まず初めに、吉田さんごめんなさい…字チャット参加しないで寝てました。（←理由が酷すぎて謝りに行けない……）
<!-- 以下言い訳 -->
前の日に従兄弟の試合を見に行って従兄弟宅に帰って寝たの2時くらいで朝6時半に起きて雨の中電車で2時間かけて帰ってその後昼から仕事行って雨の中帰宅したら相方が風邪引いててあー私も寝てないから絶対に移されるな…と思いまして9時に寝ましたごめんなさい。
<!-- 以上言い訳 -->

お詫びにハロウィンakhkｓｓ書きました。
ハロウィン過ぎてるけど書きました。（意地）つづきで読めます<（_　_）>

11月に入って、なんとなく心の暴風雨も落ち着いてきました。
世間はBWフィーバーですがうちのサイトは未だにシンオウが最前線です。わ～お。
冬にかけてイベントが多いのでまだ書いてないCP小説とか書きたいですね＾＾
ジュンくんとかコウキくんとかを登場させたいです。

左のキスマーク

「お腹空いたなぁ」
　いつもは静かにしているヒカリが、珍しく大きな独り言を呟いた。それはもちろん同室にいるアカギにも聞こえただろう。ヒカリは雑誌から顔をあげながらアカギのほうを見るが、アカギは書類から目を離さない。目があわない代わりに「腹が減ったなら、何か食べてきなさい」と諭すような言葉が返ってきた。
「アカギさん。何か持ってませんか？」
「何も持っていない」
　ヒカリは立ち上がってアカギのデスクに近づいた。アカギのデスクの上には紙類と電子機器しか置いていない。食べるものなどないと、アカギは肩をすくめた。
「お菓子なんて、持ってないですよね」
　同じような質問にアカギは答えず、再び書類に目を落とした。アカギの脇に立っていたヒカリは、小さな声で「トリックオアトリート」と呟くと、無防備なアカギの頬にキスをした。一瞬の出来事だった為、触れたのが本当に唇だったのか判断はつかなかったが、アカギは僅かに感触の残る左頬を手のひらで覆った。ヒカリは口元を手の甲で隠しながら笑っている。
「うばっちゃった～」
「……大人をからかうんじゃない」
「じゃあ大人のキスしてください」
「……な」
　面食らったアカギは手でヒカリを追い払いながら、お菓子でも何でも買ってくればいいだろう、と言った。ヒカリは「はーい」と間延びした返事をし、素直にアカギの言葉に従いアジト最奥を後にする。
　出口の付近で、「幹部の人たちだったらお菓子持ってるかな～」という、何やら不吉な言葉を吐き捨てながら。

「今みたいなことを……」
　他の人間にするな。
　そう言おうとして、やめた。ヒカリの姿はもう見えないし、思わず立ち上がりそうになっている自分の姿は実にマヌケだった。短く舌打ちをして左手を見ると色つきのリップクリームが付着していた。机からポケットティッシュを取り出して乱暴に拭う。しかし自分は何ゆえ悔しがっているのだろう。答えがわからず、しばらくそのことについて考える羽目になる。
　左頬にリップクリームを残して。

END

あんまりハロウィン関係ない←けどハッピーハロウィン！